大円筋は内旋筋で小円筋・棘下筋は外旋筋ですが、これらの筋から上腕後側、前腕外側に橈骨神経領域のように痛みが放散することがあります。
C6とかぶるような領域でも根障害では解決つかない場合があります。
所見集めは坐位がやりやすい。
棘下筋は、棘下筋外縁を母指で脊柱のほうにゆっくりと押す。
棘下筋のもう一つは、肩甲棘内縁の下外側の水平に走っているスジ張りを上下に揉捏すると放散することがあります。
小円筋は、肩甲骨外縁にあるのですが、小円筋の圧痛自体が強いので放散痛を確かめるのが難しい。
大円筋は、上腕をすこし外転し さっと示指から小指をいれ、母指で挟んで大円筋を隅々まで圧痛をみて筋肉の交叉部も注意してみる。
こうして、上腕後側、前腕外側への放散痛をみます。